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2009.01.31UP

1月31日 村山三男監督の1957年作品『透明人間と蠅男』を観る。

 京橋のフィルムセンターに行く。
 
 4時から上映の『透明人間と蠅男』、村山三男監督の1957年作品。世界初の蠅男映画だが、とにかく撮影当時の東京の風景を観ているだけでも感慨があるし、刑事の尾行の靴音の効果音がでかすぎたり、つっこみどころも多く、笑えたりするのだ。映画より20年前にすでに国産蠅男は作家・海野十三の手で『蠅男』として登場していて、その蠅男はパーツで侵入、あとでそれを集合させて戻る組み立て集合型(?)蠅男であったが、映画はまさに薬品による縮小タイプである。羽根は? とつっこみたいが、つっこむ先があまりにも昔の話でやめた。叶順子にのちのエロを期待したが、デビュー間もないころであり肩すかし。

 怪獣・SF映画特集月間の上映で、想像したとおり、年齢層はかぎりなく高かった。

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滝本誠(評論家)
1949年京都府生まれ。東京藝術大学卒業、専攻美学。「キネマ旬報」誌3月下旬号より新連載<セルロイドの画集 シネマ・アート・ランダム>開始。『映/画、黒片 クライム・ジャンル』刊行は5月初旬予定。
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