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2009.02.27UP

2月24日 ついに『トーテム<完全版>』下巻発見。

 ついに『トーテム<完全版>』下巻発見、本やDVDにあふれたため家族が逃げ出した旧屋のトイレの窓(枠に文庫本を横積み)のサンリオSF文庫のなぜかフィリップ・K・ディック本集積の中に背を隠して紛れていた。いつかこんな風に紛失したクラプトン・チケットもどこからか出てくるのか?

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  上巻の記憶も曖昧になりつつあったが読み進める。ラストの山上の<ケダモノ>にあふれかえったスペクタクルはたった一人の軍隊=ランボーの作者ならでは! 一九六〇年代のカルト宗教の顛末としても、凄まじい迫力だ。全員自決した「人民寺院」も作者の頭にあっただろう。<レッドルーム>がでてきて、またしても『ツイン・ピークス』のあの<死と生の中継所=レッドルーム>を連想してしまった。江戸川乱歩にも「赤い部屋」という短編があったような・・・。

 パソコンが古くなり、あまりに反応が遅いため、中3の息子がアキバ裏通りから少しずつパーツを集め、オレのために組み立てているが、いずれ完成するだろう。
 

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滝本誠(評論家)
1949年京都府生まれ。東京藝術大学卒業、専攻美学。「キネマ旬報」誌3月下旬号より新連載<セルロイドの画集 シネマ・アート・ランダム>開始。『映/画、黒片 クライム・ジャンル』刊行は5月初旬予定。
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