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「アイアンマン」

今年のサマーシーズンの幕開けとともに爆発的なヒットを記録し、全米で本年度2位となる約3億1800万ドルを稼ぎ出した「アイアンマン」。本作で主人公トニー・スターク=アイアンマンを演じ、再びハリウッドのトップスターに返り咲いたロバート・ダウニー・Jr.が、「チャーリー」以来15年ぶりに来日、インタビューに応じてくれた。

ロバート・ダウニー・Jr. インタビュー
「『アイアンマン』は他のアメコミの映画とはまったく違うんだ」

世界最強のCEO、トニー・スタークはアイアンマンとして生まれ変わる
世界最強のCEO、トニー・スタークはアイアンマンとして生まれ変わる

 ロバート・ダウニー・Jr.といえば、かつては「レス・ザン・ゼロ」「チャーリー」の天才俳優として知られるも、その後は「レス・ザン・ゼロ」の役柄同様、麻薬に溺れ警察のお世話になるなど、いわゆる“業界の問題児”のイメージが強かった。だが、ドラッグから卒業した2003年の俳優復帰以降は「グッドナイト&グッドラック」「キスキス、バンバン」「ゾディアック」といった話題作へ立て続けに出演。再びスターとしての輝きを取り戻しつつある中で、彼のもとに舞い込んできたのが、今回の「アイアンマン」映画化の話だった。

 「まず、これまで誰も観てくれないような映画にばかり出演してきて、飽き飽きしていたというのがある(笑)。そんなところにこの話が来たんだから断る理由がないよね。もともと、私は驚くような才能と知性を持ったアイアンマンに、ずっと魅力を感じていたんだ。それに『アイアンマン』は他のアメコミの映画とはまったく違う。というのも、アイアンマンは最初から簡単に飛べるわけではない。テスト飛行ができるようになるまで何度も失敗して痛い目に遭う。そうやって彼は何もかも一から学んでいくんだ。つまり、彼の行動すべてに人間らしさや試行錯誤があるんだよ。そういうところが好かれるんだと思うし、私自身が惹かれるところなんだ」

再びスターに返り咲いた43歳のロバート・ダウニー・Jr.
再びスターに返り咲いた
43歳のロバート・ダウニー・Jr.

 そう語るダウニー・Jr.だが、このトニー・スターク=アイアンマンというキャラクターを演じるにあたっては、相当体を作り込まなければならなかったという。

 「アイアンマンを演じるにはたるんだ筋肉では許されないから、撮影開始のずいぶん前から、週に5日間、スタントコーディネーターと一緒にみっちりトレーニングを積み重ねたよ。この試練は『アイアンマン』を撮るというサバイバルのために必要なものだったんだ。実際、ブーツの靴底にジェットエンジンを付けて飛ぶシーンでは撮影前のマーシャルアーツの訓練が、体をコントロールするという点で役に立ったんだ。それにパワードスーツは40キロの重さがあるから体を鍛えていなかったら撮影は無理だったろうね。あれを付けて演技をすると2時間くらいで精も根も尽き果てる。“もう充分、スタントマンの出番だ”と言いたくなってしまうんだ」

 08年は「アイアンマン」の他に、ベン・スティラー、ジャック・ブラック共演の「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」や「つぐない」のジョー・ライト監督によるドラマ「The Soloist」(ジェイミー・フォックス共演)の公開が控えるなど絶好調。まさにキャリアの絶頂期を迎えている。

 「たしかにキャリアの中で最高のときにいると思う。でも25年もこの業界でやってきているわけだから、1年くらいこういう年があってもいいと思うよ(笑)。実際、この『アイアンマン』では、相当自分を追い込んだんだ。その甲斐あってか興行的にも大成功を収めることができた。すでに続編製作が決まっているけど、これ以上のものを作らないといけないから、大変だと思っているよ」

 気になる続編の内容は……。

パワードスーツの重さは40キロ!
パワードスーツの重さは40キロ!

 「ジョン(・ファブロー監督)と話し始めているけれど、自らアイアンマンだということを宣言しても、周りに認知されることとはまた別のこと。パート2ではパワードスーツの中にいるトニー・スタークという人間の部分にもっと深く触れて、どのように人々に認められるヒーローになっていくか、というところにフォーカスしていくと思う」

 今後は、すでに公開日が2010年4月30日に決定している「アイアンマン2」の他にジュード・ロウと共演し、再びタイトルロールを演じるアクション「シャーロック・ホームズ」(ガイ・リッチー監督)など新作が目白押し。ひと皮むけた中年のスターから、しばらく目が離せそうにない。

(C) eiga.com inc.

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この映画について
アイアンマン
「アイアンマン」
「スパイダーマン」「ハルク」などを生み出したマーベル・コミックの人気作品をロバート・ダウニー・Jr.主演で映画化、全米で大ヒットを記録したアメコミ映画。監督は「ザスーラ」のジョン・ファブロー。巨大軍事企業の社長トニー・スタークはアフガニスタンでテロ組織に捕われ、新兵器の開発を強制されるが、敵の目を盗んで戦闘用パワードスーツを開発し、敵地から脱出。さらに改良を加えたパワードスーツを装着し、“アイアンマン”となってテロ撲滅のため戦うことを決意する。

原題:Iron Man
監督:ジョン・ファブロー
脚本:マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ピーター・ピリングスリー、アビ・アラド、スタン・リー、デビッド・メイゼル、ジョン・ファブロー
製作:アビ・アラド、ケビン・フェイグ
撮影:マシュー・リバティーク
音楽:ラミン・ジャワディ
美術:J・マイケル・リーバ
視覚効果:ジョン・ネルソン
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジス、グウィネス・パルトロウ、ショーン・トーブ、ファラン・タヒール、レスリー・ビブ
製作国:2008年アメリカ映画
上映時間:2時間5分
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
日劇3ほかにて現在公開中
http://www.sonypictures.jp/movies/ironman/
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