アビイ・ロードの歩き方―私のビートルズとロンドン―THE WAY TO ABBEY ROAD『アビイ・ロード』のカヴァーを見ていちどはここを歩いてみたいと思った人からとくに何も思わなかった人まで、リアル・ピープルにきくそれぞれのビートルズ、そしてそれぞれのロンドン。

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#11 若者への思いを「トゥモローネバーノウズ」に込めて (高井浩子)

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1.2.Beatles BE@RBRICKの100%&400%の2体セット。高さは100%が7cm、400%が28cm。それぞれ表側にはビートルズのロゴが、裏側にはアップルマークがプリントされており、同柄の箱に入っている。“Fabrica”という高井氏と本広克行氏の演劇ユニットで公演を行った際、その打ち上げのゲームで高井氏が手に入れた。Fabricaに出演しているムロツヨシ氏が、BE@RBRICKを出しているメディコム・トイ社に所属しているため、ほかにも多くのBE@RBRICKが景品として出されていたが、高井氏は迷わずこれを選んだ。

 ビートルズを聴き始めたのは、高校生の時。当時付き合っていた男の子がすごく好きで、その影響で聴くようになりました。家でもビートルズだし、車の中でもビートルズ、彼がギターを練習するのもビートルズって感じで、もはや洗脳されてましたね(笑)。最初はポール派で、特に「The Long And Winding Road」って曲が好きだったんです。でも彼がジョン派だったので、だんだんジョン派に…。彼の影響が本当大きかったんですよ。もしビートルズがいなかったら…、今こんなに洋楽を聴いてなかったかもしれないですし、あの出会いが音楽的に影響を受け始めたきっかけかなぁと。イギリスには行ったことがないんですけど、「アビイ・ロード」のジャケットはすごく好きなので、いつかは行ってみたいですね。
 “ENBUゼミナール”という演劇界を目指す若い人たち向けのゼミで講師をしているんですが、最後に卒業公演というものをやるんですね。そのために書いた作品が、「トゥモローネバーノウズ」。もちろんビートルズの曲からつけたタイトルなんですけど、若い人たちにはMr.Childrenの曲だと思われたみたいで…(苦笑)。このタイトルにしたのは、やはり若い人が多いので、明日のことなんて誰にもどうなるかわかんないんだよっていうメッセージを込めて。彼らを見ていると、過剰な不安と少しの自信で日々過ごしているなっていうのをすごく感じるんですね。そんな彼らに、この作品、このタイトルから、何かを感じてもらいたいと思ったんです。

取材・文/野上瑠美子

高井浩子
作・演出家


'95年に劇団“東京タンバリン”を立ち上げ。すべての作品の作・演出を手掛ける。生まれはビートルズ初来日の年。'08年6/27(金)〜7/6(日)、東京タンバリンの新作(タイトル未定)を三鷹市芸術文化センターにて上演。同劇場で毎年上演されている、「太宰治をモチーフにした演劇」シリーズの第5弾。
http://tanbarin.sunnyday.jp/


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