ビートルズに触発された映画『アクロス・ザ・ユニバース』公開!
1.ルーシー(・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ)と(ヘイ・)ジュード。
2.歌手セディ役には、オフブロードウェイ・ミュージカル「LOVE, JANIS」でジャニス・ジョプリンを演じたデイナ・ヒュークス。ジミ・ヘンドリックス風のジョジョは、ミュージシャンのマーティン・ルーサー・マッコイが演じている。
3.ビートルズがアップル社設立にあたってりんごをロゴマークに使ったのに対して、この映画では苺がモチーフになっている。
4.U2のボノがドクター・ロバート役でいかがわしさを漂わせる。ほかにジョー・コッカーなど、大物が端役で出演していることも話題だ。
5.屋上でのライブは、映画『レット・イット・ビー』へのオマージュ。
労働者階級のジュードはリバプールから父を捜すためニューヨークに渡り、育ちのいいルーシーと出会い、さまざまな人種の仲間と親しくなり、ベトナム戦争とフラワーパワーの時代を通り抜けながら、斬新なアートやマジカルなトリップ、留置所や強制送還処分を体験しつつ、愛と友情を築いていく。この映画を通じて、ビートルズが駆け抜けた1960年代を追体験することができるのだ。60年代はビートルズの音楽をとおして(ときどきジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンの助けを借りて)表現できるということでも、彼らの影響力にあらためて驚かされる。
登場人物たちはすべてビートルズの曲名や歌詞に出てくる名前。それも台詞や音楽の展開へと絶妙にからまって、よく作り込まれた作品だ。ビートルズのことをまだ知らなくても楽しめるミュージカルだが、その歴史に通じていれば、より深く引き込まれること間違いなし。主な舞台はアメリカであるものの、リバプールのキャバーン・クラブがロケに使われるなど、ビートルズの生まれ故郷のこともだいじに扱っている。
ビートルズが創造した宇宙がここまでうまく描かれて、敬意が払われていれば、この映画を観たポールやリンゴもなにも文句をつけるところはあるまい。
文=淡路和子
『アクロス・ザ・ユニバース(ACROSS THE UNIVERSE )』
2008年8月9日より、渋谷シネアミューズCQN、シネカノン有楽町、新宿バルト9他にて全国ロードショー
2007年アメリカ作品/カラー/131分
監督・原案:ジュリー・テイモア
主演:エヴァン・レイチェル・ウッド、ジム・スタージェス
公式ホームページ:
http://across-the-universe.jp/
(c) 2007 Revolution Studios Distribution Company,LLC. All Rights Reserved.
配給:東北新社






