新宿歌舞伎町に77年にオープン。時代の移り変わりに伴い閉める店が増える中、老舗バーとして愛され続けるのが「ロッキン チェア」である。
かけるのは50年代~現代までのロック、ポップス、ソウル。店でよくリクエストされる曲を中心にCDを流している。
「当店は大人が集うバーです。30~50代までのお客様が多く、青春時代に聴いていた曲を聴きに来られるんです。よくかかるのはジェフ・ベック、エリック・クラプトンといえばイメージしやすいでしょうか」とマスターの奥田耕史さんは語る。またマスターによると、大人のロック好きならではの楽しみ方はひと味違うという。
「お客様はお一人でいらっしゃる方やカップル、グループなど、様々。そして5時間も6時間も滞在される方もいらっしゃいます。週一で通われる方も多いんですよ。大人になると、今日はあの店のあの料理が食べたいと思う日があるでしょう。それと同様に、音楽に飢えたら今日はあの店であの曲が聴きたいって思うものなんです。一方、20~30曲もリクエストする外国人のゲストもいらっしゃいます」
店内中央のテーブルにはアンティークの蓄音機が鎮座。天井からは蓄音機のホーンを利用したランプが下がり、足踏みミシン台を改造したテーブルが連なる。遠い昔にタイムスリップしたような、老舗に長く流れる独特の濃密な時間も実に心地いい。そんな空間で懐かしい音楽に身をゆだねる。まるでロッキングチェアに座っているように、ゆるやかで心地いい、そして自由な体験ができることをお約束しよう。
取材・文/高橋かおり 写真/関根則夫
1. 梁が印象的なウッディで落ち着く店内。
2. 蓄音機を利用したランプやミシン台を活用したテーブルなど、ユニークで味わい深い。
3. CDのリクエストブックを見てリクエスト曲を選んだら、この紙に記入してスタッフへ。
4. オンエアされているCDジャケットがここにかかる。
5. 「ナチョス」780円とグレープフルーツで甘味を抑えたシャンパンカクテル「ロッキン チェア」1300円。2時間飲み放題で3500円(チャージ込み)ほか、つまみやフードを合わせたプランも豊富にある。
ROCKIN’CHAIR
東京都新宿区歌舞伎町1-7-5 トーシンビルB2F
03-3200-4715
19:00~翌5:00
無休
テーブルチャージ600円、ロッキンピザ980円、キリン一番搾り(生)700円、ギネス(生)800円、ハイネケン(瓶)700円、自家製梅酒(ウイスキー仕込み)900円



