世界三大料理のひとつに数えられ、今や都内のいたるところで味わえるトルコ料理。野菜と豆をたっぷりと使うことから、日本人にもなじみやすいヘルシーな料理といわれている。
新宿三丁目にある『ボスボラス・ハサン』は、トルコ料理を日本に広めた先駆者だ。オーナーシェフのハサン・ウナルさんは14歳から料理人の道を歩み、イスタンブールでレストランを経営。1987年にトルコ料理店のシェフとして来日し、1993年には念願の独立を果たした。
「当時の日本では、トルコという国もトルコ料理もほとんど知られていませんでした。オープン当初は大変で、お客さんが2、3人しか来ない日もあったくらいです(笑)。そこで、トルコ料理の味を守りながらも、塩や油を控えめにするなどの工夫を重ねていきました。その結果、少しずつお客さんが増えていき、1年半後には連日満席が続くようになったんです」と話す。
メニューを開くと、その多彩さに驚かされる。スパイスをきかせた肉料理やなすやトマトがたっぷりの野菜料理に加えて、イワシやサバを使った魚料理も充実。定番の「ドネルケバブ」(1470円)はもちろん、羊肉の角切りといっしょに野菜を煮込んだ鍋料理「チョバン ガウルマ」(1470円)や、木の葉形の生地にチーズや挽き肉を包んだ「トルコピザ」(1575円)も試してみたい。
毎週水・金・土の夜8:00~9:00の間には、ベリーダンスのショーも開催される。約25分間と短めだが、ショーチャージは無料。目の前で繰り広げられるダンスは激しくも官能的で、女性の美しさを再確認させてくれるだろう。今宵はエキゾチックな夜に、どっぷりと浸りたい。
取材・文/渡辺裕希子 写真/関根則夫
1.店内は、アットホームな雰囲気。市ヶ谷店に2号店があるほか、11月には新宿三丁目に3号店がオープンする。こちらは、トルコ風パンやサンドイッチ、のびるアイスクリームなどを提供する、カジュアルスタイルの店になる予定。
2.壁を彩るタイルや絵皿、天井から吊り下げられた銅製のライトは、トルコから輸入したもの。イスタンブールのレストランにいるような、異国情緒に浸ることができる。
3-4.1~2名のベリーダンサーが登場。目の前で腰を振り、情熱的なダンスを披露する。ショーの日は混雑するので、事前の予約がおすすめ。
5.手前から、日替わりの前菜を盛り合わせた「キュチュック メゼ」1365円、豆のサラダ「ピアズ」880円、焼きたてパンの「エキメッキ」(1個210円)。「キリン一番搾り」630円とともに。
BOSPHORUS HASAN
東京都新宿区新宿3-6-11第一玉屋ビル2F
03-3354-7947
17:00~23:30(土・日は11:30~14:30も営業)
無休
コース料理3150円~、ランチ840円~(土・日・祝のみ)


