東京 大人の遊び場
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webマガジン e-days(イーデイズ)東京 大人の遊び場DINING中央線プー横丁の店|プーよこちょうのみせ

昭和の風情がそのまま残る喫茶店。月に一度の“リアルジャズ喫茶”も好評
プー横丁の店

 壁沿いにLPジャケットを眺めながら階段を上り、扉を開く。窓辺にはブリキの小物が雑然と並び、棚にはレコードがぎっしり。見上げた天井は、マイルス・デイビスやジミ・ヘンドリクスのポスターで埋め尽くされている。まるで時が止まったような、なんとも不思議な喫茶店。それが、『プー横丁の店』だ。

 「レコードは全部で2000枚くらい。ジャズが中心ですが、ボサノバやサンバ、ソウル、ロック、レゲエなど、なんでもかけますよ」と柔和な表情で話してくれたのは、この道30年のマスター。数年前に場所を移したが、その際に使っていた扉や窓、カーテン、家具なども運んできたという。音質のよさで知られるJBLのスピーカーも、開店当時からずっと現役。これまでに一度も故障したことがないと言うから驚きだ。

 「うちはジャズ喫茶ではないので、音量は大きすぎず小さすぎず。適度な音量を心がけています。音楽を聴きながら会話を楽しんだり、読書をしている方が多いですね」とマスター。だが、月に一度だけは“リアルジャズ喫茶”に変身する。毎月最終日曜の夜、国分寺のレコード店『珍屋』と共同でイベントを開催。マスターがテーマを決め、それにもとづいたレコードやCDを5時間ほどプレイする、というものだ。

 これまでに取り上げたアーティストは、デューク・エリントン、ディー・ディー・ブリッジウォーター、ミシェル・ベトルチアーニ、チャーリー・ヘイデンなどなど。このときばかりは音量がグンと上がり、マスターが選んだ趣味のいい音楽を最高の音質で楽しむことができる。チャージは無料で予約も不要。テーマに合っているものなら、リクエストもOKだ。

 「昔の国分寺には、うちみたいな喫茶店がたくさんあったんですよ」とマスター。当時を知る人はもちろん、知らない人にもある種の懐かしさを呼び起こしてくれるこのお店。足を踏み入れたら最後、つい長居してしまう磁力を持った一軒だ。

取材・文/渡辺裕希子 写真/田頭真理子

プー横丁の店

1. 昼間は陽光が差し込み、なごやかな雰囲気に包まれる。ジャズファンはもちろん、学生や小さな子供連れの家族にもファンが多い。
2. 1980年に開店。味のある小物やぬいぐるみが飾られ、ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。
3. 「昔はジャズばかり聴いていたんですが、最近はブラジル音楽にはまっています」とマスター。スタッフやお客さんと一緒にサンバグループを結成し、昨年の“浅草サンバカーニバル”にも出演した。
4. 以前は一軒家風の喫茶店だったが、数年前に本多図書館の隣にあるビルに移転。国分寺駅からは、歩いて5分程度の距離だ。
5. 手づくりの「りんごのケーキ」350円と、「pooh’s フレンチ」400円。セットで頼むと100円引きになる。コーヒーのおかわりは、一杯250円で提供。

プー横丁の店

住所 東京都国分寺市本多1-6-3 2F

電話番号 042-323-9937

営業時間 12:00~深夜1:00

休日 日曜(イベント時のみ18時から営業)

金額 カクテル600円~、ワイン600円~、ランチ700円~

URL http://poohshouse.web.fc2.com/

※イベント情報は『珍屋』のブログ(http://blog.livedoor.jp/mezurashiya/)にも掲載



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