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webマガジン e-days(イーデイズ)東京 大人の遊び場PLAY中央線BAUS THEATER | バウスシアター

爆音に身を任せながら音と映画の関係を再認識する
バウスシアター

 音にこだわる――。映画を映画館で観る楽しみのひとつは、その音響の素晴らしさにある。そのなかでも特に“映画と音楽”という親密な関係を体感できるが、吉祥寺にあるバウスシアターだ。
 昔、音楽ライブをやっていた頃の設備を活かし、20年ほど前から通常の映画音響に加えてライブ用の機材を使って音楽もののドキュメンタリー作品を企画上映してきた。そうしているうちに、音楽映画だけではなく、普通の映画でもこの音響で再現したいと思うようになり「爆音上映」を企画。今年で3年目となる。
 爆音上映とは、単に音量を上げるのではなく、全ての音を一度バラし、ひとつずつミキサーにかけた後、中央のスピーカーからはセリフを、左右のスピーカーからは環境音を…といった具合に、取り出した音をそれぞれのスピーカーに振り分けていく。そうすることで、今まで聞き逃していた音が浮かび上がってくるのだ。 「画面を観ていると、セリフなどある程度想像できる音ってありますよね。そうじゃない音。監督が意図的に入れた音が生きてくるんです。視覚だけではなく、聴覚も使って物語に入りこんでいくことで、その映画の新しい側面が見えてくるんです」と劇場の西村さん。
「特にゴダールの映画には驚かされました。今まで観ていたのはなんだったんだって。スコセッシ、コッポラ、ガス・ヴァン・サントなど、さまざまな監督の作品を上映してきましたが、石井聰亙監督は全ての工程に立ち会って、嬉々として取り組んでいましたよ。監督は昔うちに通っていた時から、『この音を大きくしてくれ。』なんて言ってましたね。それを今回、思い切りできたことが嬉しかったんじゃないでしょうか」
 この企画が続いているのは偏にスタッフの心意気によるもの。爆音上映のために音を組み立てなおすのは、通常の営業が終わった深夜から朝にかけての仕事時間外に行っているのだ。
「爆音上映したい映画は凄くあるんです。後は、どれだけ僕たちの体力が持つかってところですね。ずっと続けていきたいです」とスタッフの武川さん。 次回の上映は、11月24日からの2週間。結成24年のロックバンド、カーネーションのロードムービー「カーネーション/ROCK LOVE」を上映する。爆音上映では初の日本人アーティストの作品となる。心して聴きたい。

撮影/関根則夫

バウスシアター

1.もともと音楽ライブも行っていたことから、ライブハウス用のスピーカーもそろう。
2.スクリーンは3つ。爆音上映は一番大きなスクリーン①で公開。常連が通う人気企画だ。
3.スクリーンの左右にそびえるスピーカーは圧巻。
4.キリンラガー300円、バウスシアターオリジナルの「爆音ビール」500円。ポップコーン300円。ポップコーンの袋のイラストは、ゆらゆら帝国の坂本慎太郎氏によるもの。

バウスシアター

住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-23

電話番号 0422-22-3555

営業時間 上映作品により異なる

休日 なし

金額 一般1800円、大学生・高校生1500円、中学生・小学生・シニア・子供(3歳以上)会員1000円
※企画上映など、上映作品によって料金が異なる。各種割引サービスあり

URL http://www.baustheater.com/



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