創業1976年という、銀座で最も古いJAZZクラブ「SWING」。酒を飲みながら本格的な生のジャズライブが楽しめると、毎晩、多くのジャズファンが集う人気店である。ステージを取り囲むように配された木目のカウンターなど、店内には老舗らしいオーセンティックな風格が漂う。ミュージックチャージを支払い、ワンドリンク、ワンフードをオーダーすれば、何ステージでも見ていてOK。さらに、ボトルキープすれば"会員"資格が得られ、ミュージックチャージが同伴者も割引きされるシステムだ。
「うちのお客様は40代、50代以上の方が多いですね。なかには70代、80代の方もいらっしゃいますよ(笑)」という銀座スウィング・グループの取締役である岸下さん。銀座6丁目に姉妹店「SWING CITY」もあり、こちらはさらに客席とステージの距離感が近く一体感のある空間となっているそうだ。
出演者は日替わりで、演目はもちろん演奏のスタイルも日によって表情が異なる。基本的にはスウィング・ジャズなどノリのいいものが多いが、なかにはしっとりじっくり聴かせる日もあるという。ライブはだいたい19時から2ステージの時もあれば、18時45分から1時間ずつのステージが3回という夜もある。
「スケジュールはだいたい1ケ月前からHPなどでお知らせしているのですが、人気のライブは90席ある席がすぐに予約が埋まってしまうことも。ジャズに限らず、団しん也やペドロ&カブリシャスなど、ショー的なエンターテインメントライブもあります」
人気No.1ジャズヴァイオリニストの寺井尚子やスーパージャズボーカリストの小林 桂など、ビッグネームのライブを間近で体感できるとあって、予約が殺到するのも納得。まだ有名になる前の小野リサもこちらに出演していたそうだ。次にブレイクしそうな若手をチェックするという楽しみもある。
「アーティストによってはリクエストOKだったりもするので、最初からこのアーティストのこの曲と決めてくる通な方もいらっしゃいますね」
取材時には、この日出演するストリングスグループが「A列車で行こう」をリハーサル中だった。どんどんヒートアップするグルーブに、思わず体が動いてしまっていた。ノリのいいジャズとうまい酒。これで夜が楽しくならないわけがない。
取材・文/宮原香菜子 写真/下村 孝
1. クラシックな雰囲気は店の歴史を感じさせる。
2. この日出演する「スーパー・ジャズ・ストリングス」のリハーサル風景。生音の迫力を間近で体感できるのはジャズクラブならでは。
3. 山椒の葉やシソなど、和の香草でいただくアサリとイクラのスパゲッティ1910円は、KIRINクラシックラガー840円とも好相性。
4. イベントがない日には、レコードやCDをかける。もちろん、リクエストも可能。夜遅くまで営業しているカフェとして、重宝する存在。
5. 店の入り口には出演者の顔ぶれが並ぶ。
銀座スウィング
中央区銀座西2-2銀座インズ2-2F
03-3563-3757
18:00~23:00
日・祝
ミュージックチャージ会員1680円~、ビジター2310円~(※出演者により異なる)
グラスワイン840円、カクテル940円~、明太子とじゃがいものタラモサラダ1790円など


