東京ミッドタウンからほど近い一角に、都会の大人たちを癒す場所がある。地上3階・地下1階の建物に3つのダイニングとラウンジバー、吹き抜けのガーデンなどを備えた『ハニーズガーデン東京』。コンクリート打ちっぱなしの外観からは想像もつかないが、一歩中に入るとそこは、緩やかな時間が流れる開放的な空間。上質なリゾートを訪れたような、心地よい錯角に陥るだろう。
地下1階にある『GRIGLIA uetake』は、植竹隆政氏がグランシェフを務めるグリルダイニングだ。植竹シェフといえば、代官山『CANOVIANO』のオーナーシェフとして一躍有名になった自然派イタリアンの旗手。ニンニクや唐辛子、バター、生クリームを使わずに、素材本来の味わいを引き出す調理法でその名を轟かせたシェフが、ここではグリル料理という新境地に挑んでいる。
メインディッシュは、山形産・三重産特選和牛肉、沖縄県産琉球アグー豚、シャラン産鴨の胸肉、北海道産大判ホタテなど、厳選素材の炭火焼き。肉には五島灘の塩やバジルなど3種類のソースが用意されているが、ひと口目はぜひ、何も付けずに食べて欲しい。肉に閉じ込められた力強い旨味に驚くだろう。
「素材をしっかりと見極めて、本来の魅力を引き出す調理法を工夫しています。例えば山菜は、あえてえぐみを出すようにしているんですよ」とは、小久保シェフの言葉。ほかにも契約農家から届く季節の京野菜や旬の新鮮な魚貝など素材の味わいを生かしたアンティパストやパスタ、リゾットなどが揃い、ア・ラ・カルトでさまざまな組み合わせが楽しめる。
ステージでは毎夜、ジャズを中心とした生演奏も繰り広げられている。きちんとした食事を楽しみながら、生演奏も楽しめる。食後にはシガーやリキュールを片手に、ジャズに聞き入るのもいいだろう。
なお、この店はバーラウンジとして、お酒だけの利用も可能だ。優雅な雰囲気とジャズを楽しみたいときは、気軽に立ち寄りたい。
取材・文/渡辺裕希子 写真/横田敦史
1.ステージを中心に高低差をつけテーブルがレイアウトされた、劇場型のつくり。どこの席に座っても、目で耳で、ジャズの生演奏が楽しめる。
2.キャンドルが煌き水の音が流れるアジアンリゾートをイメージした店内は、地下とは思えない雰囲気。テーブルには、アフリカ製のショープレートが並ぶ。
3.ゆったりとしたウェイティングスペースなど、細部にまでこだわった上質な空間。1階にはトスカーナ料理が楽しめるサルヴァトーレ・フェラガモ氏監修のメインダイニング「IL BORRO TOKYO」、3階には会員専用和食ダイニング「Y+」がある。
4.「三重牛ロース肉の炭火焼き」5500円/100g(写真は200g)と「ハートランド生ビール」900円。ワインも700種類以上と充実している。
GRIGLIA uetake
東京都港区六本木7-12-27 ハニーズガーデン東京B1
03-5770-8800
17:30~22:00(LO)
なし(土曜・日曜・祝日は貸切営業のみ)
サービス料10%


