自由が丘のリトルハワイともいわれる「アイランズ・カフェ」。ハワイ島にあるカフェをイメージしたという店内に入ると、真っ白の壁にカラフルなリボンレイやウクレレ、ギターなどの楽器が飾られている。真空管のアンプから流れるのは、ハワイアンミュージック。ゆるりとした島時間が漂う店である。
マスターの土肥彰さんは、70年代にサンフランシスコやハワイを放浪した元ヒッピー。ヒッピー&サイケデリック文化を代表するアーティスト、グレイトフル・デッドと共に、サンフランシスコのヘイト・アシュベリーでヒッピー生活をしたこともあるという。「当時のハワイの音楽といえば、ライ・クーダーとスラック・キー・ギターの名手ギャビー・パヒヌイが共演するなど、ロックとハワイアンがクロスオーバーしていて、非常におもしろかったんです」と語るように、70年代の音楽をリアルタイムで経験してきた。そんな希少な体験をいかし、「誰もがリラックスできる場を作りたい」とオープンしたのがこのカフェなのだ。
昼間はロコモコやアヒポキ丼など、10種も揃うお得ランチ目当てに、午後はお茶やビールをゆったり楽しむ客で賑わう。マスター自ら教えるウクレレ教室も毎日開催し、生徒は5才から80代までと幅広い。さらに魅力的なのが夜。世界中にヒッピー(音楽好き)仲間がいるマスターの情報網をいかし、各国から届くレアな音楽映像をスクリーンで鑑賞したり、アーティストの世界ツアーのレア情報を語り合ったりするのだとか。週末の夜ともなれば、マスターの友人であるプロのミュージシャンが集り、自然とセッションが始まることも。あらゆる世代の人々が一緒に笑える希有な空間だが、その独特な雰囲気の秘密は「ハワイに向かって穴があいているからかも」とマスターは笑う。アロハスピリッツあふれるこのカフェにいるだけでなぜか元気になれる、そんな店だ。
取材・文/高橋かおり 写真/関根則夫
1.リラックス度満点の店内。BGMはハワイアン。大橋節夫やバッキー白片など、日本の古いハワイアンのアナログレコードもある。ジャスやハワイアンなどのライブも定期的に開催。
2.壁にかかるリボンレイは、奥様律子さんの手作り。毎週第1・3火曜日に、リボンレイメイキング教室を開催している。
3.マスターの土肥彰さん。ウクレレ教室は、1時間¥1050で毎日開催(予約制)。カフェをオープンする前は、某メーカーに勤務しながら、スタジオミュージシャンとしても活躍。ミュージシャンの友人が多いのはそのためだとか。
4. アンプは真空管。スピーカーは、B’Zの松本孝弘のギターを作ることでも知られる職人によるもの。音が良いため、プロのミュージシャンが、モニタールーム代わりに使うことも。
5.「グアバソーセージ」¥630と、「ハートランド・生ビール」¥630。ハワイのビール5種をはじめ、タヒチ、キューバ、トリニダード・トバゴ、ジャマイカなどの島ビールもユニークだ。
Islands cafe
東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート2F
03-5731-8618
12:00~深夜0:00
月曜
チャージ10%(22:00~)、ランチ¥840(+160でハートランド生ビールほかドリンク付き)、ロコモコ¥840、ハンバーグプレート¥840、スパムプレート¥840、トルティーヤ・チップス¥420、ハイネケンビール¥630、ハイネケン・ダーク¥735


