酒とシガー、本、そしてジャズ。そんな大人が愛する究極の嗜好品が楽しめる隠れ家が、代官山にある「タブローズ ラウンジ」だ。
豪奢なシャンデリアが下がる天井、アンティーク調の重厚な調度品、写真集や画集など、アート系の蔵書が備えられた書棚…。そして奥には、多くのピアニストや作曲家から「神々の楽器」と讃えられるスタインウェイのアンティークピアノが鎮座している。店内インテリアのコンセプトは豪華客船だそうだが、古き良き時代を彷彿させる客船内にいるようだ。
毎晩この舞台で、海外から招聘したミュージシャンのライブが繰り広げられる。アーティストは2~3ヶ月の交代制。8月30日までは、LAを拠点に活躍し、「タブローズ ラウンジ」のグランドシンガーとして毎年来日しているジャズシンガー、Betty Bryantが出演。月曜~土曜日の21時20分から4ステージを催し、繊細でダイナミックな歌声で多くのファンを魅了しているという。
この店の遊び方は自由だ。ミュージック・カバー・チャージが必要なのはテーブル席のみで、バーカウンターやスタンディングのシートにはかからない。したがって、音楽に集中して酔いしれても、心地よいジャズの音色をバックに純粋に酒と向き合うという使い方も可能だ。ウォークインヒュミドールには数百本もの最高級シガーが揃っているので、ゆったりと紫煙をくゆらせるのも良いだろう。またビールをはじめ、セラーに眠る世界10カ国、約130種ものワインを開けるのも自由である。もちろん書棚にある書物を広げるのも…。
サマセット・モームは「良い葉巻は、私の知る限り最上の喜びのひとつである」と語ったと伝わる。音楽と酒、そしてシガーを自在に組み合わせ、自分らしいスタイルを見つけ出すことも、きっと大人にとって最上の喜びなのだろう。
取材・文/高橋かおり 写真/田頭真理子
1.豪華客船をイメージしたという重厚で絢爛豪華な内装が目を引く店内。
2.ニューヨーク製のスタンウェイのピアノ。
3.ウォークインヒュミドールには、厳選された最高峰のシガーが数百本眠っている。
4.バーカウンター席はチャージが不要。
5.シェフズインスピレーション タブローズラウンジ スペシャルプレート2400円~。ハモンセラーノやチーズ、パン、自家製の野菜のエチュベなど、酒の肴に合う前菜を盛り合わせた。ドラフト ハイネケンは840円。
TABLEAUX LOUNGE
東京都渋谷区猿楽町11-6 サンローゼ代官山B1F
03-5489-2202
18:00~翌4:00
無休
ミュージック・カバー・チャージ1050円(テーブル席のみ)、ドラフト キリン ハートランド840円、ドラフト ハイネケン840円、スペイン産ハモンイベリコ1050円など


