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“Summertime”楽器別ワンポイント・レッスンdrums


1)「テクニカルで複雑」なフィルインの使い方

 “フィルイン”はドラムスが最も目立てるポイントだ。ここで個性と存在感を存分にアピールしよう。先ずは誰もが憧れるテクニカルなフィルイン・フレーズだ。特徴は“上手さをアピールできる”こと。但し、長過ぎたり曲想を無視したものは逆効果となり意に反して“邪魔なドラマー”をアピールしてしまうので注意が必要だ。参考映像-1はスコアのAパート5〜8小節部分での演奏例で、8から9小節目に向かうところでフィルインを行なっている。誰が見ても「う〜ん、こいつはスゴい!」と、ある意味わかりやすいのもこういったフィルインのメリットだ。

2)「シンプルでかっこいい」フィルインの使い方

 1)とは対照的なのが、シンプルさを貫いたフィルイン・フレーズだ。余計なスティックワークやトリッキーなパターンなどを徹底的に排除し、複雑怪奇なものや小手先だけのテクニックに走らず、また曲イメージを損なうこと無くあくまでもリズムの一環としてフィルインを叩くことに徹しよう。頑固な職人ワザとも言えるもので、達人になるとスネアの「タンッ!」という1ショットのみでフィルインしたりもする。まさにシンプル・イズ・ベスト、通好みで知る人ぞ知るカッコ良さに貫かれたフィルインと言える。参考映像-2は(1)と同じスコア箇所での演奏例だ。

3)「露骨な、いかにも」というフィルインの使い方

 三つ目は露骨なパターンをあえて使用する、というフィルイン・フレーズだ。典型的なフレーズというのはどの楽器にも各ジャンルやリズムにそれぞれ存在するが、それをそのまま演奏するのを躊躇する人は結構多い。だが、あえて「いかにもそれっぽい」というフレーズを出してみると意外(?)にも結構ハマることが多いのも事実。やり過ぎは効果を望めないが、ちょろっと混ぜるとグッと引き立つ。露骨ということはそれだけハッキリとした味わいがあるということだ。コツは照れずに堂々とやること。参考映像-3も(1)と同じスコア箇所での演奏例だ。


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