電気グルーヴ、待望の新作「少年ヤング」は”あの頃”の香り…

80年代に訪れた空前のバンドブーム。多くのアマチュアバンドがひしめき合っていた頃、他の追随を許さない独特のセンスを持ったアーティストだけが集まる伝説のインディーズレーベルがあった。その名は「ナゴムレコード」。その中でも特異な輝きを放っていた電気グルーヴ、ナゴムの産みの親である有頂天のケラリーノ・サンドロヴィッチ、そして筋肉少女帯の大槻ケンジが、20年の時を超えてコラボレートする!
大槻ケンジの半自伝的小説『グミ・チョコレート・パイン』。暑苦しくて汗臭く、”何者でもない”自分を持て余す高校生ケンゾーを中心に、恋やバンドにのめり込むアンバランスな青春がリアルに描かれた大人気小説の映画化が決定した。しかも大槻ケンジからの熱いリクエストによってナゴム時代の盟友ケラリーノ・サンドロヴィッチが監督を快諾。映画にはピエール瀧や銀杏BOYZの峯田和伸も印象的に出演し、音楽だけでなく、映像にも独特の感性が活かされている。そんな作品のエンディングをかざるのが電気グルーヴ8年ぶりの書き下ろし楽曲「少年ヤング」。言葉の端々から”ナゴム”時代の空気がただよう歌詞は石野卓球とピエール瀧の共作。ギターでBEAT CRUSADERSのヒダカトオルが参加し、甘酸っぱい青春群像のエンディングに、切なくはまる軽やかなイントロを聞かせてくれる。
新しさと懐かしさ。今、それぞれのシーンで活躍している彼らが、”少年ヤング”だった頃の甘酸っぱさと、大人になった彼らの魅力がぐっと詰まった1曲に仕上がっている。
現在は来春リリース予定のオリジナルアルバムのレコーディングに入っているという電気グルーヴ。1つの時代を築き上げた彼らが、新しい世界のドアが開くときがきたようだ。

