100年の時を越え、松田美緒の歌声で日本とブラジルの心がまた一歩近づいた
ルアール(月光)/松田美緒
ビクターエンタテインメント
VICP-64120 \2,500(税込)
2008年5月21日発売
今年、日本人がブラジルに移住してちょうど100年になる。
多くの日本人が希望と夢を胸に「約束の地」ブラジルへの船に乗り、生活を始めた。気候や習慣の違うその国のコーヒー農園で働いたり、ジャングルのような場所を切り開いていった人々。そんな日本人達がブラジルの人々と共に、時には喜び、時には苦しみ、あらゆる気持ちを抱きながら重ねていった100年…。
地球の反対側にありながら、密接なつながりを持ってきた日本とブラジルの100年を記念して、これまでもポルトガル語の楽曲を多く発表してきた松田美緒が、日本とブラジルの気持ちを結ぶべく“日本人ブラジル移住100周年記念CD”として、アルバム『ルアール(月光)』をリリースすることとなった。
学生時代にポルトガルの伝統音楽ファドに出会った松田美緒は、ポルトガル語圏の音楽を中心に活動をスタート。現在はブラジルと日本の両国に拠点を構えてジャンルに捕われない音楽を発表し続けている。そんな彼女がブラジルでの生活の中で、日本人移民の方々の気持ちを知り、その歴史を知ってゆくことで感じた思いをまとめたベストアルバムと言ってもいいのかもしれない。歌で二つの国の架け橋となった松田美緒だからこそ唄うことの出来た「島唄」のポルトガル語訳「もうひとつの月」や、「雨降りお月さん」などの日本の楽曲のポルトガル語訳、そして、古くから日本で唄われている「ゴンドラの唄」や「めぐり逢い」などの名曲の日本語をじっくり聞かせる楽曲など、日本とブラジルのテイストが幅広く集められた贅沢な構成となっている。
アルバムタイトル『ルアール』とは、ポルトガル語で“月光”のこと。月の光はどの国にいても、どの場所にいても同じように輝く。遠い日本を思って懐かしく月を眺めた人達の気持ちがふんわりと伝わってくるような、やさしく力強い1枚に仕上がった。

