ジャズ&ラガーに酔いしれて in 新宿三丁目
2000年にオープンした「New Tone's Apple」は、ジャズの生演奏が楽しめるお店。LP盤のレコードジャケットが壁一面に飾られた店内では、連日ピアノの弾き語りやライブが繰り広げられ、時にはミュージシャンがふらりと現れてセッションが行われることも。ちなみに、ジャズのライブが楽しめるお店と聞くと“詳しくないと入りづらいんじゃない?”というイメージを持つ人がいるが(私です)、このお店にはそういった“マニア”で“コア”なオーラはなく、とっても親しみやすい。「ぼくもジャズ素人ですから」と、お店を切り盛りする2代目マスターは笑う。
そして、もうひとつの魅力が料理。ジャズのライブが楽しめるお店と聞くと、“軽食ぐらいしかないんじゃない?”というイメージを持つ人もいるが(これも私です)、このお店にはちゃんとシェフがいて、本格的な料理が味わえる。この日は「シェフのきまぐれメニュー」なるものをいただいたのだが、見た目、味付けともに“きまぐれ”どころか繊細で綿密な仕事が施されている。ジャズのライブ抜きにしても、食べに行く価値ありのおいしさであった。
ところで、店名の「New Tone's Apple」には、“新しい音をつくるフロンティアでありたい”との思いが込められているそうだ。
「新しい音っていうのは、ミュージシャンと、聞き手であるお客様が一緒になってつくりあげていくものだと思います。だからこそ、お店を続けていくかぎりは絶対、生演奏ですね!」
しばらくして、ライブがスタートした。美しいピアノの旋律が体に響き、よく冷えたクラシックラガーの苦みが喉から胸のあたりへと伝っていく。すーっと心と体が解き放たれるような、心地よさ。今宵もここで、“新しい音”が生まれるのである。
New Tone's Apple(ニュートーンズ・アップル)
東京都新宿区新宿3-12-4 熊三ビル3F
03-5366-9626
18:30〜24:00(STAGE TIME 19:30〜23:00)
日曜・祝日
ほとんど可
平均3,500円
JR新宿駅東口より徒歩7分、東京メトロ丸の内線、都営新宿線新宿三丁目駅より徒歩2分
ウィークデーにはピアノの弾き語りを中心としたライブが、ウィークエンドには「土曜ホッと!ライブ」や「土曜シャンソン」など、多彩なライブが楽しめる。料理も本格的。写真は「シェフのきまぐれメニュー」(「ビーフシチュー」と「豚肉のグリル」)。
※「シェフのきまぐれメニュー」は、日によって内容が異なります