串焼 こっこちゃん


多くのお客さんに愛される人形町の串焼き

 IT関係の会社で働く知人から「最近ハマっている串焼きのお店が人形町にある」との話を聞いた。最初は「あっそー」と軽く聞き流していた私だが、店名を聞いた瞬間「うっそー?」と身をのりだした。「串焼 こっこちゃん」という、ニワトリのロゴがカワイイお店だというのである。それでいて趣きもあるというのである。日本橋人形町といえば、下町情緒の残る老舗多き街。「人形町で『こっこちゃん』でニワトリがカワイくて趣きがあるだあッ!?」とめちゃめちゃ気になり、訪れてみることにしました。
 日比谷線の人形町駅から歩くこと約1分。ありました!「串焼 こっこちゃん」。確かに趣きある上品な佇まいで、ニワトリのロゴもカワイイ。
 早速、店内に入ってメニューを拝見。串焼きのほかにも、一品料理やご飯モノなどもあったりして、充実のラインナップである。
 まずは、おすすめであるという「手羽先燻製」と「ささみユッケ」をいただいた。どちらも岩手県の「南部鶏」を使用しているらしく、やわらかくてジューシーで旨みたっぷり。ラガーともよくあうのであった。
 また、名物の串焼きはというと、同じく「南部鶏」を使用し紀州備長炭で焼き上げるのだが、こだわりはそれだけではない。このお店では、複数の串焼きの注文があっても、1度にまとめて出すことはなく、あくまで1本ずつ提供するそうだ。「まとめて出してしまうと、最後に食べるものはどうしても焼きたてではなくなってしまいますから。お客様が食べ終わる直前に次の串が焼き上がるよう調整しながら焼いています」と店長。これは、お客さんがひとりやふたりならば分からない話でもない。が、聞けばこのお店は連日多くのお客さんで賑わう人気店。すべてのお客さんに目を配りながら串を焼くのは至難の業である。私が「大変じゃないですか?」と聞くと、「もちろん、大変ですよ(笑)。でもお客様のためですから」と。とにかくお客さんを大切にするお店なのだ。
 ちなみに、店長はこんなエピソードも語ってくれた。
「台風が上陸して外はどしゃぶり、風も吹き荒れていたある日、『さすがに今日は誰も来ないだろうね』と話していたら、ひとりの常連のお客様がびしょ濡れになりながらお店に入ってきました。で、開口一番、『今日なら暇だと思って来たよ!』と(笑)。凄く嬉しかったですね」
 「串焼 こっこちゃん」は、お客さんにとっても大切な存在なのである。

串焼 こっこちゃん

東京都中央区日本橋人形町1-7-6 寿司芳ビル1F

03-3639-1710

ランチ  月〜金曜11:20〜13:00L.O.
ディナー 月〜金曜17:00〜23:00
             (22:25L.O.)
※土曜17:00〜22:00(21:25L.O.)

日曜・祝日

平均5,000円

カード使用不可

東京メトロ日比谷線人形町駅より徒歩1分


1997(平成9)年オープン。紀州備長炭を使用して旨みを閉じこめながら1本1本丁寧に焼き上げる串焼きをはじめ、鶏はすべて岩手県の南部鶏を使用。写真は「手羽先燻製」(400円)と「ささみユッケ」(500円)。豊富な一品料理のほか、串焼きのコースも3種類ご用意。

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