とび魚&ラガーで、初夏を満喫
ここ最近、東京駅は八重洲口が大変なことになっている。昨年10月には「グラントウキョウ・ノースタワー」「グラントウキョウ・サウスタワー」という超高層ツインタワーが完成し、新たなランドマークとして注目を集めている。さらにそこに大手企業が引っ越してきて、会社勤め人口がさらに増加したとのウワサも聞く。いったい最近の八重洲はどうなっておるのか? みんなドコで飲んでおるのか?
で、早速、八重洲で働く知人に聞き込みを行ったところ、なんでも旨い魚が味わえると、昼も夜も多くのお客さんで賑わう人気店があるという。そこで、私も行ってみることにしました。
お店の名は「八重寿の魚人」。“魚人”と書いて“とと”と読む。店内には手書きのメニューがあって、「紀州よりアジ刺」「若狭よりイナダ刺」「活〆愛媛より真鯛刺」などなど、産地が明記された魚たちの名前が連なっている。聞けば、メニューは毎日書きかえるのだそうだ。きっと魚に対する自信の表れだろう、筆で書かれた文字にも、もの凄く勢いがある。
今回は「おまかせ刺盛」を注文。ワラサ(ブリの若魚)や真鯛といった刺身たちがキレイに整列しているのだが、中でもひときわ存在感を放っていたのが八丈島産とび魚のたたきであった。生姜醤油とネギ、大葉をたっぷり絡めてまずは一口。ねっとり、もっちりの歯ごたえで、噛みしめるたびにほのかな甘みが口の中に広がる。そして、ラガーをゴクッ。とび魚の爽やかな味わいとラガーのすっきりとした喉越しに、トンでるね、ノッてるねとしみじみ初夏の喜びを感じる私でありました。
ちなみに、このお店では、たたきだけでなく刺身、なめろうという3種類の料理法でとび魚が味わえる。「とび魚は初夏から夏にかけてもっとも美味しい魚。その日仕入れた新鮮なとび魚を、もっとも美味しい料理法で提供します。初めて召し上がるというお客様も、魚にうるさいお客様も、喜んで召し上がってくださいますよ」とマネージャー。こんなお店があるのだから、仕事の拠点を八重洲に移した会社員たちもさぞや喜んでいるにちがいない。
さあ、時まさに初夏から夏へ。みなさんも、とび魚&ラガーで、今の季節ならでは美味しさをたっぷりとご堪能くださいませ。
八重寿の魚人(やえすのとと)
東京都中央区京橋2-2-16
03-3272-3272
ランチ11:00〜14:00(コーヒー付き)
ディナー17:00〜23:00
(L.O.21:45[フード]、22:30[ドリンク])
土曜・日曜・祝日
平均4,000円
VISA、MASTER
東京メトロ銀座線京橋駅より徒歩1分
JR線東京駅より徒歩4分
写真は「おまかせ刺身盛」(3,500円/3〜4人前)と、富士山をイメージした名物サラダ「大根とちりめんじゃこのサラダ」(580円)。さらに、ランチタイムにも新鮮な魚を使った定食が味わえるうえ、食後は喫茶室にてコーヒーサービスもあり。
※食材は日によって多少異なります。