鳥小屋 本店


中目黒で味わう、ナツのモツ Part1

 「めちゃめちゃ旨い!」と評判の「もつ鍋」を味わうべく、中目黒にある「鳥小屋」というお店を訪れた。なんとこのお店、たとえ真夏であろうと、「もつ鍋」を目当てに連日多くのお客が押し寄せる“超”人気店。週末ともなれば、1週間以上も前からすでに予約でいっぱい、なんてことも珍しい話ではない。
 店内に入るなり、まず目に飛び込んできたのが、壁一面…、どころか柱の隅々にいたるまで、ところ狭しと貼り巡らされた有名人のサイン(500枚ぐらいあります!)。また、店中のあちこちから、お客さんの笑い声が聞こえてきて、凄くにぎやかでとてもいい雰囲気が漂っている。
 早速、私も「もつ鍋」を注文。まず、注文してから出てくるまでの時間に驚いた。待ち時間わずか3分。しかも、このお店では、店員さんが鍋の面倒をすべて見てくれる。まずは火をつけ、強火でグツグツ。5分ぐらい経ったところで、今度は具材をひっくり返すようにして、鍋の中をかきまぜる。すると、それまで野菜の下に隠れていたモツの大軍勢がついにその姿を現し、同時にアツアツの湯気といい匂いが立ちのぼる。このあと訪れる“モツとラガーのひととき”への期待も、一気に高まる。さらに弱火で煮込むこと約5分、いよいよ「もつ鍋」が完成。
 まずは、主役のモツからいただこう。ムギュッと噛みしめるたびに、溢れ出す旨み。さらに、トロトロと口の中でとろけるもの、プルプルと歯触りがいいものなど、多種多様な“口福”が次から次へと押し寄せてくる。このお店では、大腸、小腸、ギアラなど、何種類ものモツを使用しているそうだ。また、旨さの最大の秘訣はスープ。あっさりとした醤油ベースなのだが、そこにいろんなダシが滲み出ていて、なんともいえない風味を醸し出している。そんなスープが野菜にもたっぷり染みこんでいるのだから、もうたまらない。「スープの作り方は、本当に社長ただ一人しか知りません。まさに“秘伝”です。そこに数種類の具材の旨みが溶け出し、“他では味わえないもつ鍋”になるんですよ」と店長。
 ところで、スタッフの方々は、すべてのお客さんの鍋を切り盛りするのだから、さぞや忙しいにちがいない。が、例えば「そろそろビールもう1杯頼もうかな?」と思っていると、こちらが呼ぶ前に注文を取りに来てくれるし、トイレ行こうとすると、その都度キレイに靴を並べてくれてある。「どんな小さなことでも、常に“自分が何をしてもらったら嬉しいか?”ということを考えています。お客様の視点でものを考える、それが基本ですね」と。
 連日大盛況のお店でありながら、細かなことにも決して妥協はしない。そんな、“スタッフの方々の粋な心遣い”が“他では味わえないもつ鍋”をさらに味わい深いものにしてくれるのである。

鳥小屋 本店(とりごや ほんてん)

東京都目黒区青葉台1-23-4
グランベルビル青葉台B1

03-3710-6760

月〜土曜 17:00〜3:00(L.O.2:00)
日曜・祝日 17:00〜1:00(L.O.0:00)

無休

平均3,500円

カード 使用不可

東急東横線中目黒駅より徒歩7分


中目黒で30年近い歴史を誇る人気店。ご利用の際は予約が賢明。名物の「もつ鍋」(950円)は、「木の子盛り合わせ」(500円)や「豆腐」(250円)など、追加・トッピングも可能。締めにはぜひ「チャンポン麺」(250円)または「雑炊セット」(400円)を。さらに鍋はお持ち帰りもご用意可能。ちなみに、現在の店舗は仮店舗。ゆくゆくはもともとの“思い出”の場所に戻る予定。

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