鮮彩



上野で味わう、“新鮮”なヨロコビ

 先日、上野のとある美術館で日本の芸術の素晴らしさをしみじみ再確認した私は、その帰り道、無性に美味しい和食が食べたくなった。で、上野の街をウロウロ散策していたところ、駅からほど近いところで気になるお店を発見。看板には『お刺身海鮮処・鮮彩』の大きな文字、さらに、そこに描かれたカジキ風の魚のイラストが、つぶらな瞳で私に“おいでヨッ!”と語りかけている。ということで、入ってみることにしました。
 店内(地下にある)は、カウンター席、テーブル席、座敷があってかなり広々。私はテーブル席に座り、メニューを拝見。すぐに自分の判断が正しかったことを確信した。というのも、「日本海 天然 生まぐろ中とろ・赤身合盛」(680円)や「気仙沼 かつお刺身・たたき」(各550円)、「北海道 新さんま刺身」(650円)、「勝浦 活さざえ刺身」(650円)などなど、産地明記の魚がズラリ。しかも、かなりの安心価格である。また、魚に限らず、例えば「比内地鶏」なら、生産者の名前が顔写真入りで紹介されている。どうやら食材に並々ならぬこだわりがあるようだ。
 まずは、「刺身5品盛」を注文。運ばれてきたお皿には、期待通り、刺身界の“実力者”たちがそろい踏みであった。まずは「しらうお」。つるりとした食感でほのかな苦みがあり、飲み込んだあと、爽やかな清涼感が舌の上に残る。また、“青背の貴公子”こと「ひらまさ」は、歯ごたえしっとり、味わいさっぱり。さらに、早くもカムバックを果たした「戻り鰹」が、口の中にじんわりと程よい脂をもたらす。たまらず、ラガーをいただく。冷たさと嬉しさの連続…。夏の幸せとは、きっとこういうことを言うんでしょうね。
 ちなみに、私がこのお店を訪れたのは平日の夕刻だったのだが、すでに店内は会社員風のお客さんで賑わっていた。とにかくみんな活気に満ちあふれていて、「我々はこのお店の魚を信頼しているんだよ!」といった声が聞こえてきそうな、一本筋の通ったいい関係を感じた。
 「できるだけ美味しい魚をできるだけ安く提供する、これがモットー。たくさんのお客様に魚の本当の味を知っていただきたいですから」と店長。
 いつ訪れても、全国各地の新鮮な魚とラガーが待っている。だからこそ、お客さんは常に“新鮮”なヨロコビを味わえるのだろう。

お刺身海鮮処 鮮彩
(おさしみかいせんどころ せんさい)

東京都台東区上野7-3-2
上野TSDビルB1F

03-3845-0774

17:00〜23:30(L.O.23:00)

日曜・祝日

平均4,000円

VISA、MASTER、UCほか

JR上野駅、東京メトロ銀座線上野広小路駅より徒歩2分


全国各地から選りすぐりの新鮮な魚を、リーズナブルな価格で味わえる。写真は「刺身5品盛」(4人前)で2,000円。また、「刺身3品盛」(2人前)は、通常1,680円がお試し価格で980円! 刺身の他にも、のどぐろの煮付けや焼き物、また比内地鶏の串焼きなど、さまざまなメニューをご用意。

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