プレーヤーから裏方へ。

音楽好きが変わらぬまま、明日を築く

高橋信彦(マネージメント・オフィス 代表取締役)
cobaさん(アコーディオニスト、作曲家、プロデューサー)
撮影:堀清英

 高橋信彦氏は、浜田省吾氏のマネージメント・オフィス、(株)ロードアンドスカイの代表取締役。会社は今年で26年目を迎え、グループ傘下には、スピッツ、斉藤和義氏、野宮真貴氏などが所属している。
 高橋氏はかつてロック・グループ 愛奴(AIDO)のベーシスト。このバンドは、吉田拓郎氏の1974(昭和49)年の全国ツアーに1年間バックバンドとして参加し、2枚のアルバムを出している(浜田氏も所属するが、1975年9月に脱退し、76年4月にソロデビュー)。
 AIDOは1976(昭和51)年12月に解散。高橋氏は音楽から離れてしまうが、ほぼ1年後、浜田氏が突然アパートを訪ねて来た。手にしていたのは4枚目のシングル。それを聴きながらマネージャーの依頼を受けた。晴天の霹靂。高橋氏はミュージシャンから裏方の道へ歩むことを決心した。このときの一歩から、30年もの月日が流れ、彼らは少しずつ、少しずつ大きなものを築き上げた。
 舞台は1972(昭和47)年、吉田拓郎氏の「結婚しようよ」「旅の宿」などがヒットしていた頃に遡る。この年にAIDOが結成した。


青春は、やっぱりほろ苦い。

 1972(昭和47)年といえば、日本の音楽シーンではそれまで見られなかった若者の音楽の“うねり”があった。井上陽水、ユーミン、チューリップ、オフコース、キャロルなどが活動を始めている。
 当時、高橋信彦氏は広島の修道高校から上智大学スペイン語学科に入学し2年経っていた。






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