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スタジオミュージシャンとして第一線で活躍し、キリンラガーのCMでは華麗なベースプレイも披露している高水健司さん。中学時代は、ビートルズやベンチャーズに夢中になるクラスメイトを横目に、ブラスバンドに励んでいたという。
「子供の頃は、オーケストラの団員になるのが夢だったんです」
その後、ジャズの世界に魅せられ、
本格的にベーシストとしての活動を開始。70年代初期は、昼はテレビ、夕方はクラブ、そして夜中はディスコで演
奏…と、まさに“音楽漬け”の日々。その頃のさまざまな経験が、現在の高水さんの原点なのだそうだ。
「弦が次第に指にめり込んでくるような感触。これがたまらなく心地いいんですよ。だから、生まれ変わってバンドを組んでも、またベースですね。演奏時のベーシストとしての立ち位置、スペース。それが僕に与えられた最高の場所ですから」
さて、そんな高水さんの行きつけのお店が、東京・恵比寿にある焼肉レストラン『喜福世』。このお店のスタッフ
は、親しみを込めて高水さんを“大仏さん”と呼ぶ。おだやかな人柄が、そうさせる。
「料理は常におまかせ。メニューを見て注文したことはないんですよ」
今回も、“おまかせ”で用意してもらった料理を食べ、ビールをゴクッ。すると、取材前はお疲れのご様子だった高水さんも、「なんか調子良くなってきたな(笑)」とにっこり。
何にも気にせずくつろげる、高水さんにとってのもうひとつの“最高の場所”。それが、『喜福世』なのだ。
『喜福世』の女将さんとは、お店がオープンする以前からの付き合い。それもあって、オープン以来約8年間、家族ではもちろん、仕事の打ち上げなどでもよく利用させてもらっています。料理はどれも本当においしくて、過去にここに連れてきた人は今やほとんどが常連になっているほど。特に和牛の厚切りヒレは特筆もの。リーズナブルなのもその要因ですね。
また、お店のスタッフが、お客さんを必ず満足させようという意識が高いのも魅力のひとつです。
そして、おいしい料理には、やっぱりビールがなくては。空気の乾燥したスタジオの中でずっと仕事をしていて、それが終わった後に飲む最初の一杯は格別ですよ。料理もより一層おいしく感じられますしね。

1951年神戸生まれ。フリーのスタジミュージシャンとして数々のアーティストのレコーディングやツアーに参加。その活躍は多岐に渡る。