2009.10.28UP
歌を歌う仕事は
いつも身体の管理との戦いです
戦いといっては大袈裟かもしれないけれど
ステージではベストな状態にしておきたいからで
基本は食事、睡眠、精神状態、身体を冷やさない
などいろいろあるけれど
その管理の仕方は様々だと思う。
通常夜7時すぎから始まるステージのためには
朝10時くらいまでは布団から出ない。
最近はすっかり早起きになってしまって
朝5時30分頃には目が覚めてしまうので
仕事のある時は、覚醒する前に夢の中へ
無理矢理自分を引き摺り込む。
これも今となってはけっこう苦痛なもので
何時間でも寝ていられた若い頃が懐かしい。
出かける前にはしっかり食べる
午後からのリハーサルで身体が起きてくる
リハーサルを終えて
本番までの間にお化粧をして食事をする。
終演までの時間を考えると
お腹に何か入れておきたい
でも、たいがい楽屋のお弁当に
手をつけることはない。
揚げ物が入っていたりするとそのまま蓋をしてしまう
東京ではそういうお弁当が多い
でも地方へ行くと、それが
手作りのおかあさんのお弁当
あるいは会館近くの和食屋さんが
わざわざ作ってくださるお弁当だったりする。
それが、ほんとに嬉しい。
本番までの緊張が、その食事で和らいでいく。
温かい食事はお腹も心も温まる。
先日、香川県の高松によばれて
小さなコンサートをした
楽屋にあるお弁当はよくあるものだった
開けて、冷たいごはんだけ食べた。
ひとり楽屋で鏡に向かっていると
外が騒がしい。
なんと、さぬきうどんのお店が出張してくれている。
そのコンサートの主役のギターの小倉博和さんのリクエストで。
彼はここの出身で「過麺な男」と言われるほど
東京にいても一日一麺をかかさないというほど「麺喰い」なのだ。

こういうのは、長いライブ生活の中でも、
目にしたことのない風景
日の出製麺所の三好さんは、もくもくと麺を茹でる
出汁の利いた汁に、熱々さぬきの麺、あおネギにおろし生姜
おいしくて、三杯もおかわりをした。
身体がほかほかに温まる。
ありがたいことです!
本番前の食べ物は、ほんとに大事なんです。

