2009.10.21UP
ある日、明治通りの「MILK」の前で撮影をしている大川ひとみさんと出会った。
新人の若いモデルに「かっこいいよ」などと声をかけながら、どんどん撮影は進行してゆく。
ひとみさんに出会うのは久しぶりだけど、一瞬で時が繋がって楽しくおしゃべりした。


夏の海で太陽に肌をさらしていた頃、最初は無邪気に、そのあとは
「今年は大丈夫かな」と心の中で青春度を確認しながら過ごした日々があった。
熱烈なミルク信奉者だった私は、ある時から「まだ着れるわ」と、
私自身の中で生きながらえている若さや可愛らしさをさらにミルクの服で強調した。
でもやっぱり何かが移り変わって、ミルクの服は、次のジェネレーションの
少女たちにバトンタッチされていった。
しばらくぶりで観る店内には天使の天井画があり、その下に、服が並んでいる。
そうそう、明治通りを挟んだ向かい側ぐらいに、ガラス張りのミルクボーイがあった。
伝説の喫茶店レオンでコーヒーを飲んだ後のジョン・レノンとヨーコが
ミルクボーイに立ち寄って、服を買ったという。
店内にジョンのイラスト入りのサインが飾ってあって、うらやましかった・・・



ミルクはセントラルアパートのレオンの隣に、細長いブテイックとして
出現した。
そのちょっと前に明治通り側に「マドモアゼルノンノン」が産声をあげ、
妹分のように、乳白色の店が誕生したのだ。
私は毎日レオンとミルクに通い、ミルクの服をさらうように、買いあさった。

この写真は1970年、開店間もないミルクから服を持ち出すところ。
ミルクも来年40周年を迎える。
