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 30年以上に渡り活動している「日本現存最古のロック・バンド」であるムーンライダーズのリーダーであり、ソロ・アーティストやプロデューサーとしても活躍している鈴木慶一。昨年は、20歳年下の曽我部恵一をプロデューサーに迎えたソロ・アルバム『ヘイト船長とラヴ航海士』をリリースし、〈日本レコード大賞 優秀アルバム賞〉を獲得する快挙を成し遂げた。音楽ファンから愛され続けるそんな鈴木慶一は、実は大の草サッカー好きで有名。彼のブログも音楽活動とサッカーの話題が中心だ。そんな鈴木慶一に、サッカーの何がそこまで彼を魅了するのかを聞いてみた。

取材・文章:宗像明将/写真:かくたみほ

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草サッカーを始めたきっかけ

―― 「あがた森魚さんと出会って音楽活動を始めるまではひきこもり少年だった」と以前ライヴで話されていましたね。そんな慶一さんがサッカーをやりはじめるきっかけはなんだったんでしょうか?

最初にひきこもりになったのは高校3年生のときだね。「大学受験なんかしてもしょうがねぇや」と思って、3年生の最後の3学期はほとんど学校に行かなかった。第2次ひきこもり時期は、一人住まいになって、そのときにコンピューターを1989年に買ったのかな、そこからひきこもりが始まるんだよ(笑)。でも1993年ぐらいかな、フライフィッシングに誘われたんだね。やったら面白い。で、フライフィッシングやキャンプをしてアウトドアになっていったときに、1993年にJリーグが発足するわけだよね。Jリーグの直前の1992年には、バスケットのNBAが流行ってたわけだよ。で、ムーンライダーズは90年代に入ってバスケット部みたいなのができて毎週やってた。で、ふと外を見たら「サッカー場あるんだ?」なんて思って、「よし、バスケットよりサッカーやろうぜ!」ってなったわけですよ。


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ユニフォーム姿の鈴木氏

―― かれこれ15年ぐらいサッカーをされてると。慶一さんが参加されてきたチームって、〈FC BOLD〉や〈Dolce Vita FC〉を含め、フットサルも入れると4チームもあるんですね。

〈Dolce Vita FC〉なんかは、同じチームに若い連中、それこそ元Jリーガーが一緒に混ざったときでも、50代の相手に合わせたパスを出す。もしくは、俺がボールを持ったときに、ガーンとは攻めてこない。「プレイさせてあげましょう」っていう感覚があって、だからいいチームだと思う。


―― チームワーク重視ですね。

そう。団体スポーツで、ピッチに11人いるのに1回もボールに触れないってことはよろしくない。触らせるためにパスをわざと出す。一方、〈FC BOLD〉っていうのは年齢がOver45のチームでね。だからたとえばパスをダイレクトに出しても、追いつく人がいない。年寄り同士でやる時は〈Dolce Vita FC〉とは全くプレー・スタイルが変わる。ワンタッチで出しちゃいけない、一回キープして周りを見て、受け手に応じてパス出してくれって言われるんだよ。これは技術がいる。公式戦もあるし。だからチームの年齢やどんなサッカーが好きかによって戦術も違う。そういういろんな良いチームにいることが、今の自分にとって非常にいいんですよ。


―― それはどういう点ででしょうか?

音楽をやっていくうえでも同じで、俺はソロ・アルバムも少ないし、個人競技はやらないのね。バンドをやってきたんで、バンドのありかたみたいなものは、サッカーをやってると非常に勉強になる。

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所属チームその1:Dolce Vita FC
1993年、Jリーグ発足に刺激され創立。チーム名の由来はフェデリコ・フェリーニの映画「甘い生活」から。日常の延長線上で、「明るく、楽しく、激しいサッカー」、そして「来た人は必ずピッチに立てる」がモットー。当初はNBAに影響され、 渋谷区スポーツセンターでバスケットボールをやっていたメンバーが、ほぼそのままサッカーに移行。活動初期はミュージシャン、映像関係者や、役者、デザイナーなどで構成されていた。21世紀に入り活動は停滞していたが、監督・鈴木慶一が2006年にシニアリーグに参加して以降、月に2回のペースで砧でサッカーをしている。背番号はイングランド代表の往年の名選手ポール・ガスコインにちなんで。

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鈴木慶一

1951年生まれ。1975年〈ムーンライダーズ〉を結成。以後、30年以上に渡り日本語ロックの草分け、そして代表として活動し続けている。ソロとしても、楽曲提供、CM音楽制作など、膨大な作品を残し、いまなお日本の音楽界に多大な影響を与えるミュージシャン。そして大のサッカー狂である。

OFFICIAL SITEhttp://www.moonriders.net

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ムーンライダーズ『moonriders LIVE at HIROSHIMA KENSHINKODO 1980.10.11』

2009/03/18 リリース ¥2,625 (TAX IN)

ムーンライダーズの歩みを紐解くアーカイヴ・シリーズ第4弾。日本のニュー・ウェーブを代表する名盤『カメラ=万年筆』リリース時のツアー広島公演(1980年10月11日)をほぼ完全収録。全曲が完全未発表音源で構成されている。

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