
「鰹のたたき」ならぬ、「なすのたたき」とは、いかにも高知らしい料理名です。鰹のたたきは、表面を軽く炙りますが、米なすのたたきは、沸騰したお湯で米なすを固めにゆでるのがポイント。米なすのしっとりとした歯ごたえと、芳ばしく焼いたアジのうま味は、新鮮味のあるおいしい出合いです。ゆずや土佐文旦など、多くの柑橘類を特産とする高知らしい、ポン酢を生かした郷土の味。たっぷりの香味野菜とともどうぞ。

長さが15〜20cm、重量およそ300gほどもある大きな米なす。肉質がしまっていてくずれにくいことから、グラタンや和風の煮物、焼き物などでもおいしくいただけます。また、なすは、切って空気に触れると酸化して褐色に変化してしまうので、調理の際は水や塩水にさらしてアク抜きすることも美しく仕上げるポイントです。


下準備:米なすはヘタを取ってたて半分に切り、水に漬けてアク抜きをする。
アジは頭と内蔵をとって薄塩をあてて焼き、身をほぐす。

青ねぎは刻み、大葉、みょうがをせん切りに、しょうがはみじん切りにする。

鍋にたっぷりの水を入れて火にかけ、沸騰したらなすの皮を下にして5分ほどゆでる。しんなりしたらザルに取り出し、軽くしぼって水気を切る。

なすが冷めたら1センチ程の厚さにスライスして皿に盛りつけ、その上にあじの身をのせる。

薬味を盛りつけ、ポン酢をかけて出来上がり。

